妄想の垂れ流し
ここのところ、新しく覚えたスキルを試すのにすっかり夢中になってしまいSSを書いていませんでした。
ようやくやりたかった事も一段落ついたのでまたまったり文を書きたい気分です。
しばらく前から思っていたんだけど、太一の「普通」ってなんだろうなー。
一見太一はどこにでもいるごく「普通のあんちゃん」じゃないですか。素直で明るくて、「こんな風に生きられたら人生楽しいだろうな」と思わせるような、ある意味羨ましい存在。克哉さんも最初、そんな風に太一を見ていました。
でも、太一の環境は充分普通じゃない。堅気の人間では知りえないものとか、見たくないもの、そういうものを子供の頃から間近でたくさん見てきたんですよね。
東京に来てから太一の暮らしはとっても普通だと思います。でもそれはとっても貴重な普通なんだろうな。普通の人間が普通の暮らしを当たり前にする。歳相応の学生生活を謳歌する。
太一の育った基盤を考えた上でその普通の生活を考えると、どれだけ太一が当たり前の暮らしを大事に思っていただろう、と思う。
どこの誰でも、当たり前に当たり前の生活をする事が意外と大変で意外としんどかったりすると思うけど、そんな幸せな苦労を太一は楽しんでいたんだろう。
ある朝、そんな普通の1日の始まりを、すごく普通のサラリーマンの象徴みたいな人がパンを銜えて走ってるの見たら、太一は楽しかったろうな。
運命って感じでいいなぁ。
でもさ、そんな大事な「普通」を容易くぶっ壊すことも太一は可能で、それも太一と分かっているけど正直辛い。
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